内視鏡看護師として働くメリット

自分の成長を感じることができる

内視鏡看護師として働くことで自分の成長を実感することができます。働き始めの頃は検査が終わるごとに、無事に検査を終えることができたという達成感を味わうことができます。そのうち、患者さんの不安を軽減するためにはどのようにコミュニケーションを取ればいいのだろう、という考えが浮かんできます。医師のサポート業務についても、医師の指示を予測して準備をするといったことが徐々に可能になるでしょう。よりスムーズに検査が進むように医師に対して提案を行い、それが採用されれば自分が役に立っている実感を得ることができますし、実際に業務が効率化されていくことでより良い環境で働くことができます。
患者さんのことを考えながら、検査がスムーズに進むように工夫をする、こういった取り組みを続けることで、患者さんやスタッフから感謝の言葉をかけられることもあるでしょう。それも内視鏡看護師としての大きなやりがいにつながります。

キャリアやプライベート面のメリット

キャリアアップの道が明確であることもメリットの一つです。内視鏡看護師が持っていると有利な資格に消化器内視鏡技師があります。こういった資格を取得することで、資格手当や給与アップ、待遇アップを望むことができます。内視鏡看護師としての確かな技術を証明する資格のため、転職の際にも有利に働くでしょう。
また、残業が少ないといった点も見逃せません。内視鏡検査は事前予約をしてから患者さんが来院されるので、急患はほとんどありません。加えて、患者さんのほうから望んで検査を受けにきているので、検査の進行にも協力的です。働く中で患者さんから感謝される機会も多いでしょう。このようにトラブルが起こりづらい環境ということもあり残業が少なく、さらに日勤のみで働くことが可能です。家庭を持っている看護師やプライベートを重視したい看護師などには非常に働きやすい環境であると言えるでしょう。

内視鏡看護師にしかできない仕事がある

急患が来ることは少ないのですが、もし来たとしても医師による内視鏡治療のサポートをするという内容については変わらないので、冷静に対応しましょう。救命救急の看護師では内視鏡の介助業務はできませんが、内視鏡看護師であれば救急対応をすることができます。例えば、薬を長期服用している患者さんが胃潰瘍に気づかずに急に吐血してしまうといったケースがあります。その際には迅速に胃の内視鏡検査を行う必要がありますが、この検査をサポートできるのは内視鏡看護師だけです。自分にしかできない仕事があるというのは、大きなやりがいにつながります。